「ラブレターのすすめ」

<P記>

いじめ、虐待そして自殺・・・こんな悲しいニュースが毎日のように流れている。 なぜこんな世の中になってしまったのか?大人も子どもも「こうしてほしい」という期待とか「こうしてくれる事が当たり前」という要求ばかりで、「こうしたら、相手はどうなるか?どう思うか?」という想像力が欠如しているとしか思えない。

ずいぶん前になるが、作家のリリー・フランキーが小学生に「ラブレターの書き方」講座をしているのをテレビで見た。「ラブレターは好きな人(両親・友人なども含む)なら誰に書いてもかまわない。ラブレターと言うのは、自分の気持ちを伝えるだけではなく、もらった人がうれしいと思うもの」と言っていたのが印象的だった。

今、ラブレターを書く人は少ないのではないだろうか?私もそうだが、手紙を書くことがなくなった。簡単にメールで済ませてしまう、ことが多い。顔文字などを添えればとても親しみある文章が送れることもある。でもメールでの短い文章では用件を伝える事だけで終わってしまう。気持ちも伝えようとすると何度も返信を繰り返すことになり、気がつくと件名のところが「Re」のオンパレードになっている。

たまには、相手の喜ぶ顔を思い浮かべながら、自分の字でラブレターを書いてみようかな。そう思うだけでも、なんだか温かい気持ちになってきた。